充電して使う小型機器はバッテリーが命ですが、如何せん充電には時間がかかり、それを忘れるとたいへんな事になる訳で。
とにかく、電池と言うのは手軽に素早く利点ですが、乾電池は使い切ったらそれっきり、充電池は充電するのに時間がかかる、という問題があります。
その問題を解決する方法として考えられているのが燃料電池と言う考え方です。
つまり電気を起こす為の物質を補充してやると発電をし、電池の様にある程度継続して使用出来る、と言う物です。
従来燃料電池はさほど小型化が出来ず、個人で利用出来る様なものは皆無でした。
しかし、このほど米Lilliputian Systemsという会社がBrookStoneという燃料電池の技術を使ったUSBチャージャーを開発し、年内に発売開始する事になりました。
Lilliputian Systemsはマサチューセッツ工科大学(MIT)からスピンオフした人材によって起業された会社で、本社もマサチューセッツにあるそうです。
本体の大きさはスマートフォンを分厚くしたくらいの大きさで、これに発電用の物質を入れたカートリッジを入れる事で繰り返し充電装置として利用する事が出来、スマートフォンを10~14回充電できるだけの電力を保持する事が出来る、とあります。
電力の出力はUSBコネクタなので、スマートフォン以外でも携帯電話やデジタルカメラなどの小型デバイスの充電には利用出来そうですね。
ただ、気になるお値段は今のところ未発表である事。再発電用のカートリッジは「スターバックスでコーヒー1杯分程度の価格」で購入出来るそうなので、そうなるとせいぜい300円位かと思われるのですが、それが使える機器ははたしていくらになるのでしょうか。
いささか気になる所です。